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かまいたちの夜
屋根から雪が落ちる音
屋根から雪がドスンと落ちる音(1回目)を聞いて本当に雪だったのか疑う主人公。直後に美樹本さんが車で到着。
田中さんの部屋から美樹本さんが飛び降りた時の音と推理するプレイヤーもいる。しかし、美樹本さんは公衆電話から電話をかけてからシュプールに車で来ているのでドスンと聞こえた時にはペンションにいなかったことになり矛盾する。公衆電話を使ったことは「正解ルート」に入ったシーンでの主人公の推測でしかないが、正解ルートでの主人公の説明はつまりゲーム作者が説明しているのと同じと考えてよいだろう(メタですが)。なのでこの時の音は本当に雪が落ちた音だと考えていいと思う。
美樹本さんは田中さんの部屋の中からフロントに電話していたという説もあるが、携帯電話は電波が入らず使えない。また、電話は内線だったという説もあるが、小林さんが「外から電話をかけてきている」と断言するシーンがあるから、小林さんには内線か外線かわかるようになってるのかもしれない。そもそもわからなければ仕事で困る。もし内線か外線かわからないような電話だと小林さんは電話に出る時に「はい、シュプールです。」と言ったらいいのか「はい、フロントです。」と言ったらいいのかわからないし。(ただ、あの画像の電話だと本当に内線か外線わからないタイプの電話で小林さんはどちらにも対応できるように「はい、シュプールです」で統一しているのかもしれないという点はある。)
あと、内線でトリックをしようとすると小林さんにそのことがバレないようにするのが難しい。初めて訪れるペンションにある電話がどういうタイプの電話なのかを確認しておく必要があるので。もしバレたら終わりである。
それにもし美樹本さんがこの時に窓から飛び降りたとすると、近くに停めてあったとはいえ荒れた天候の中を猛スピードで車のところに走っていかなくてはならない。文章にして2,3行のうちにビューンと行動するのは無理があるので。
ついでに言うと、スーファミの説明書や公式ファンブックのペンションの見取り図を確認すると、田中さんの部屋は談話室の真上にある。窓から誰かが飛び降りると、ちょうど透が音にビックリした時に見た窓の前に着地することになる。つまり、あの時間のあの音が人が飛び降りた音だったら透にモロに見つかってしまうだろう。飛び降りる時は音を立てないように注意するはずだし、談話室に人が集まらないくらいのもっと早い時間にするはず。
以上のことから、ドスンという音は人が飛び降りた音ではないと考えられる。屋根から雪が落ちた音というのは真理の言う通り本当で、これは窓ガラスのトリックを解くためのヒントをプレイヤーに与えるための演出、と考えるのが自然だろう。雪の降らない地方に住んでいるプレイヤーに「雪国ではこういうことがあるんだよー」と教えるためのヒントを。
2回目の雪の音を聞いたことによって1回目に雪が落ちた時のことを思い出して真相にたどり着くというしくみである。
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